コラム

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『ごきぶり』 2001.1

 

 わが家にはゴキブリがたくさん住んでいます。新しくゴキブリホイホイを仕掛けましたが足の踏み場がない程のゴキブリがかかっていました。いわゆる「茶羽ねゴキブリ」というやつで小さな身体のにくい奴、です。

  「バルサンした方がいいよ」とアドバイスを受けたので 昼出掛ける時に仕掛けました。帰ってきたらまぁびっくり。20〜30匹のゴキブリが床でひっくりかえっていたのです。なんだ、この勝負あっけない幕切れだね、と思った直後、前の晩と同じように 壁をゴキブリが歩いていました。
 さすが古代からの生き物。そんな事でうちから絶滅するわけがない。そういえば新しくしたゴキブリホイホイには1匹も掛かっていない。やっぱり減ったのかなぁ。

  ゴキブリホイホイというのはよくできています。あらゆる方向からの進入を考慮してあるし、「足拭きマット」なるシールを各入り口に装備しています。つまり、ゴキブリの汚れた足で入られると 粘着力が低くなるからです。この粘着力もかなり強力です。ためしに指で触ったら最後、取れなくなるわけはないけど、いつまでもベタベタ感が残ります。

  家型のデザインもしゃれています。 外側(外壁)には窓からゴキブリが手を振っている絵が書いてあります。「キミもこっちにおいでよ」と誘っているつもりなんでしょうか。「ゴキブリホイホイ」というネーミングはわかりません。なんだ「ホイホイ」って。確かにかなり昔から使われている言葉で、「ゴキブリホイホイ」と言われればわからない人はいない程ではあります。

  ところで、最初に設置したゴキブリホイホイは今説明したものですが、バルサン後のホイホイは100円ショップで買ったもので「足拭きマット」や「こっちにおいでよ」機能のないものでした。もしかしたらバルサン後にゴキブリホイホイにかからない原因は これらの機能によるものかもしれません。特に「こっちにおいでよ」ですが、100円ショップのものは 窓の中でゴキブリが泣いている絵が書いてあります。これじゃぁゴキブリも行く気はしないのじゃないでしょうか。オリの中で囚人が泣いているようなものです。ゴキブリホイホイにも「安かろう悪かろう」があるんです。
 とりあえずは減ったようですが、長い戦いになる覚悟はできています。まだまだ作戦はあります。「超音波撃退器」なんかもあるそうです。

  それにしても、ゴキブリホイホイの餌の袋に 「食べないで下さい」と書いてあるのには笑います。 食べるわけが……、あっ、ゴキブリがそれ読んでるかもしれない!

文◎さかせがわ・てつや




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